みなさんこんにちは!ジ・アースたいへいです。
前回の投稿に続いてなぜ円安となっているのか、そちらをご紹介していきたいと思います。
1、なぜ円安が起こっているのか
皆さんは金利とはご存知ですか?
銀行でも預金に対し利息がつくと思います。それと同じ考え方です。
皆さんご存知かもしれませんが米国では打倒インフレで金利を上げています。FRBにおけるFOMCで発表されています。
それに対して日本ではマイナス金利対策を実施しています。
政策金利は中央銀行から一般銀行に貸し付ける際の金利のことです。現在のマイナス金利政策で一般銀行が日本銀行にお金を預けているとお金をもらうのではなく払うことになっています。
なので、お金を多くの人に貸して「みんなにお金を使ってね」という考えがあります。
そして、金利の低い方から高いところへお金が流れてしまっています。
金利の安い「円」を保有しているより金利の高い「ドル」へ換えようとしている人が多くいるからです。そして金利が上がると株価は下がり、金利が下がると株価は上がります。
それではアメリカでは金利を上げているのにも関わらず、日本はなぜ金利を上げないのでしょうか?次の項目で解説します。
2、なぜ日本は金利を上げないのか?
なぜ日本は金利と上げないのか、それは日本の過去に振り返る必要があります。
1999年あたりから日本の物価が下がっていきます。一般的にデフレと言われ景気の悪化とも言われます。物価が下がると安く買えるからいいことだと思う方がいらっしゃるかもしれません。しかし、物価が下がるということは経済には良くありません。
値下げすると利益が上がらない。利益が上がらないろ給料が上がらないという負の連鎖が始まります。
現在の日銀の黒田さんが2013年に総裁に就任しました。デフレ脱却のため2年で物価上昇2%を目標としました。
それから日銀は国債を購入し市場にお金が流通しました。一般的に黒田バズーカと言われています。
それでも物価上昇2%は達成できませんでした。
2016年からマイナス金利になりました。これでなんとか好景気にしたかったが2%は達成できませんでした。
では、なぜ物価上昇率2%なのか。日本銀行は次のように述べています。
第一の理由は、消費者物価指数の特性、すなわち、消費者物価指数には、上方バイアス、つまり、指数の上昇率が高めになる傾向があるということです。第二に、景気が大きく悪化した場合にも金融政策の対応力を維持するために、ある程度の物価上昇率を確保しておく方が良いという、「のりしろ」と呼ばれる考え方です。第三に、こうした考え方は、主要国の中央銀行の間では広く共有されており、多くの中央銀行が「2%」の物価上昇率を目標とする政策運営を行っていることです。
日本銀行ホームページより引用
景気は拡大と後退を繰り返していきます。金利を上げるとお金の流通が少なくなり景気が後退します。逆に金利を下げるとお金の流通が多くなり景気が拡大していきます。
このことからなぜ金利を上げないかというと、景気が拡大していない中金利上昇させてしまうとさらに景気が後退してしまうからです。
3、まとめ
8月のジャクソンホール会議でパウエル議長は次のように言いました。
「インフレ対策の強化は家計や企業に痛みをもたらすだろう」
どういうことかというと、インフレの解決が最優先で多少企業業績が悪くなっても構わないということです。
今月FOMCがありますがその結果では円安がさらに進行すると思っています。
現在の円安が起こっている原因がわかっていれば自分たちがどう対処していいかわかると思います。前回の記事も含めて気になる方はご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。