皆さんこんにちは!ジ・アースたいへいです。
先日学生時代の友人と集まった時に友人がつみたてNISAを初めていました。
しかしその友人が言っていたことにビックリしました。
「なんだか良くわからないけどやった方がいいよ」「つみたてNISAでアメリカに投資しておけば20年は大丈夫だって」と聞いた時何かわからないことにお金を使っていることはギャンブルと変わらないと思いました。
確かにつみたてNISAは初心者が始めるにはとてもいい制度ですが、制度の内容を知らず始めると損をする可能性があります。
以前につみたてNISAの落とし穴についてご紹介したのは覚えていますか?
先ず始めにこちらをご覧ください。
今回はこの続きを載せていきたいと思っています。
1、投資信託の基準価額はいつ決まる?
つみたてNISAは先ほども説明しましたが初心者にとってはいい制度です。概要については他の方も投稿しているので、細かいところをご紹介していきます。
つみたてNISAは国に認められた投資信託を購入可能となっています。その基準価額は1日に一度決まるようになっています。
楽天証券の場合、基準価額は営業日の20時に基準価額を算出し、21:30頃に更新していくようになっています。
上の図をご覧ください。営業日の当日15時までに売却の申請をしたとします。
その日の海外市場の当日終値等や為替レートが決定した後の翌営業日に約定単価が決定します。もしその日の株価が暴落した場合はその影響を大きく受けていくことが考えられます。そして、現在は円安も起こっているため為替の影響も起こることが予想されています。
つまり投資信託は売却する際に自分が望んでいる価格で売却することができず、損をする可能性があるのです。
逆に上場している投資信託(ETF)や株式はリアルタイムで取引できるため指値などで価格を指定することもできます。
売却するときは「いつ売るのがいい?」と迷ってしまう方がいらっしゃると思うので自分なりの売却方法を提案します。
1、運用できる間は売却しないで保有する。
まずはこれですね、投資信託は長期保有前提で行う場合が多く基本的にはホールドでいきましょう。
2、決まった日時に定額ずつ切り崩す
長期の運用を経て資産を切り崩していく時が来ると思います。この議論はすでに行われていて4%ルールというものが存在します。
4%ルールについてはまたこれからの投稿で詳しく説明していきたいと思います。
2、つみたてNISAの非課税枠ギリギリで暴落したら?
つみたてNISAは購入から20年間は非課税となっています。この20年の間にもリーマンショックやコロナショックなどの暴落が起こっています。
これらを考慮すると20年後に暴落する可能性はゼロではありません。
上の図をご覧ください。2022年に40万円購入した場合です。そのまま保有を続け2041年に30万円に暴落したとします。2050年に50万円まで上昇した場合課税額はいくらになるでしょうか?
2041年時点で非課税額が終了となります。ですので50万円まで上昇した20万円が課税対象です。税率は20.315%なので約4万円ほどが課税対象となります。
これがもし普通の投資信託であれば10万円分の課税になるので約2万円が税金となります。
ですので、つみたてNISAの期間終了間際で暴落すると損をする可能性もあります。
このまま資本主義社会が続く限り株価の上昇は見込まれると思います。株価の上げ下げを繰り返し少しずつ上昇していくと思っています。しかし、コロナショックやリーマンショックなどの暴落が起こると損をする可能性があることは忘れないようにしてください。
もしショックなどの可能性が感じたときは早めの損切りか、課税額が増えることを覚悟して保有し続けるかの2択になるかと思います。
今はどちらが正解とは言えません。その時の自分の家庭状況によって変わってくると思いますので。
3、まとめ
今回は初心者にもオススメされているつみたてNISAですが損をする可能性があることも忘れないようにしてください。
せっかく投資する方が増えてきている中で、悲しい思いをする人は限りなく少ない方がいいと思っていますので。
なので、中身を理解しないで「投資すれば必ず儲かる」と気持ち半ばで投資することはオススメしません。
自分がどういうものに投資するかしっかり理解した上で行うようにしましょう。
最終的に自分を守れるのは自分だけですので。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。